カムパネルラ読書日記

読んだ本のレビュー

私を文学好きにした本

こんにちは!

カムパネルラです。

 

みなさんは純文学と言うとどんなイメージをお持ちですか?

・なんだか小難しそう…

・読むのが大変そう…

・昔の文豪が書いた本…?

・読んでみたけど何がすごいのかよくわからなかった…

こんなイメージがあるのではないでしょうか?

 

私も最初はそうでした。

しかし、ある小説に出会って以来、純文学にハマりました。

その本がこちら!!

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夏目漱石の『こころ』です。

文学通の方は夏目漱石の傑作は『吾輩は猫である』だと言う方が多いですね。私はまだ読んでいません…。

 

私がこの作品に出会ったのは高校生の頃です。現代文の教科書に出てきたのがきっかけです。初めて授業で習ったとき、なんて面白い物語だ!全部読みたい!と思いました。

授業で習ったその日の学校帰りに書店に寄って、この文庫本を買ったのを覚えています。

 

ものすごくザックリと説明すると、三角関係のお話です。夏目漱石は三角関係の物語が多いですね…。『行人』などもそうですね。

 

先生とKの関係性はまさに文学そのもの。

「精神的に向上心のないものは馬鹿だ」

という言葉にはドキッとしました。

 

このように自分に響く言葉が文学作品の中にはたくさんあります。それが文学の面白さのひとつではないでしょうか?

 

今まで食わず嫌いだった方も、短い短編から純文学作品を読んでみませんか?

 

それではまた。