カムパネルラ読書日記

読んだ本のレビュー

希望の糸

こんにちは!

カムパネルラ読書ブログです!

 

またまたお久しぶりの更新になってしまいました…。

さっそく、今回ご紹介する本はこちら!

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東野圭吾著『希望の糸』です。

これは『卒業』から始まる加賀恭一郎シリーズ最新作です。このシリーズでは『祈りの幕が下りる時』や『麒麟の翼』は映画化されましたし、『新参者』はドラマ化もされたので、原作のシリーズを全て知らなくても、聞いたことある作品はあるのではないでしょうか?

 

これまではメインストーリーとともに、加賀恭一郎の家族との関係などが描かれていましたが、本作では、加賀恭一郎の従兄弟である松宮脩平の家族の秘密が明らかになります。

本作のテーマは「家族」ではないかと思います。これはこのシリーズの最近の作品に共通しているテーマでもあると思います。

血の繋がりがあるから家族なのか?

そうではないのか?

考えさせられる内容となっています。

 

東野さんの作品はメインストーリーとその横にあるサイドストーリー的な要素が終盤に向かって見事にひとつになる構成が素晴らしくて、いつも感動します。文章も読みやすく、映像が頭に浮かんできます。

みなさんもぜひ、東野圭吾ワールドを堪能してみてくださいね!

 

それではまた!