カムパネルラ読書日記

読んだ本のレビュー

希望の糸

こんにちは!

カムパネルラ読書ブログです!

 

またまたお久しぶりの更新になってしまいました…。

さっそく、今回ご紹介する本はこちら!

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東野圭吾著『希望の糸』です。

これは『卒業』から始まる加賀恭一郎シリーズ最新作です。このシリーズでは『祈りの幕が下りる時』や『麒麟の翼』は映画化されましたし、『新参者』はドラマ化もされたので、原作のシリーズを全て知らなくても、聞いたことある作品はあるのではないでしょうか?

 

これまではメインストーリーとともに、加賀恭一郎の家族との関係などが描かれていましたが、本作では、加賀恭一郎の従兄弟である松宮脩平の家族の秘密が明らかになります。

本作のテーマは「家族」ではないかと思います。これはこのシリーズの最近の作品に共通しているテーマでもあると思います。

血の繋がりがあるから家族なのか?

そうではないのか?

考えさせられる内容となっています。

 

東野さんの作品はメインストーリーとその横にあるサイドストーリー的な要素が終盤に向かって見事にひとつになる構成が素晴らしくて、いつも感動します。文章も読みやすく、映像が頭に浮かんできます。

みなさんもぜひ、東野圭吾ワールドを堪能してみてくださいね!

 

それではまた!

 

意識のリボン

こんにちは!

カムパネルラ読書ブログです!

 

お久しぶりの更新になってしまいました…。

今日読み終わった本を早速ご紹介します。

その本がこちら。

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綿矢りさ著『意識のリボン』です。

8篇の短編が収められ、全て女性が主人公です。綿矢さんの作品はどれを読んでも女性の描き方が素晴らしいなと思います。

 

最新作は女性同士の恋愛を描いているとのことで、そちらもとても気になります。

 

それではまた!

哲学好きの原点

こんにちは!

カムパネルラ読書ブログです!

 

突然ですが、みなさんは哲学に興味はありますか?

私は大いに興味があります。

子どもの頃から死ぬことについてとか、生きる意味とか夢と現実についてとか正義とは何か?

みたいなことを漠然と考えてきた変な人間です。さすがに子どもの頃から哲学者は読んでいませんでしたが、大人になって本が自由に読めるようになってから、哲学関連の本も読むようになりました。

 

その哲学好きの原点とも言える本がこちら。

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マイケル・サンダル著『これからの「正義」の話をしよう』です。

アメリカの大学での大人気講義を書籍化したものです。NHKでも放送されていたので、そちらでご存知の方も多いのではないでしょうか?

 

身近な例を挙げながら、功利主義リバタリアニズムなどについて議論されています。

こう書くと難しそうですが、トロッコ問題など、有名な哲学的な問いもあり、理解しやすい内容になっています。哲学に少しでも興味がある方はぜひ読んでみてくださいね!

 

それではまた!

美しい日本語使ってますか?

こんにちは!

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みなさん、美しい日本語使ってますか?

マジ、超、やばいだけで会話していませんか?

そんなボキャ貧な方にピッタリな一冊をご紹介します。

 

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『美しい日本語選び辞典』です。

その名の通り、美しい日本語が辞書のように羅列されています。この本に書かれているような日本語を使いこなすことができたらなぁと日々思います。

 

本書以外にも様々な辞典があり、シリーズ化されていますので、興味を持った一冊を手に取ってみてはいかがでしょうか?

 

辞典とついていますが、お値段は文庫本と変わらないくらいです。非常にリーズナブルな辞典ですね!

 

美しい日本語、積極的に取り入れていきたいですね!

 

それではまた!

 

 

ミステリー好きの原点

こんにちは!

カムパネルラ読書ブログです!

 

以前にも書いたかと思うのですが、私は第のミステリー好きです。

東野圭吾さんの『容疑者Xの献身』を読んで読書にはまったので、私の読書好きの原点はミステリーなのです。

 

子どもの頃は大の読書嫌いだったのですが、

唯一読んでいたのが、子どもでも読めるような『シャーロックホームズの冒険』でした。

 

今回はその私のある意味原点といえる作品をご紹介します。

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大人になってから新潮文庫版で読みました。

ちなみに、新潮文庫版のシャーロックホームズ

シリーズは全作品読破しました!

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その中でも『シャーロックホームズの冒険』と『バスカヴィル家の犬』はお気に入りの作品です。

ちなみに、かなりのシャーロックホームズファン(いわゆるシャーロキアン)なので、

いつかホームズが住んでいるという設定のロンドンのベイカーストリートの家を訪れるのが私の夢です。

 

短編も多いし、あまりにも有名な名探偵なので、ミステリーに全く触れたことがない方

もぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?

 

それではまた!

 

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手のひらの京

こんにちは!

カムパネルラ読書ブログです!

 

みなさん、京都は好きですか?

私は京都が大好きで年に少なくとも1回は必ず訪れています。

何度言っても飽きることがありません。

一時期、仕事の関係で住んでいた時期もあるのですが、住んでいて楽しくて仕方なかったです。

寺社仏閣や日本の伝統文化がわりと好きなので、特に楽しかった思い出があります。

 

さて、今回紹介するのはそんな京都を舞台にした物語。

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綿矢りさ著『手のひらの京』です。

京都を舞台にした小説は数多くあると思いますが、私はこの作品が一番好きです。

京都に住む三姉妹の物語で、ストーリーとしてはそれほど複雑ではありません。

しかしながら、帯にもある通り綿矢版『細雪』!

まさに現代版細雪といってもいいでしょう。それくらい気に入っています。

綿矢さんは女性を書くのが本当にお上手で、私もこんなふうに人物を書いてみたいと

作品を読むたびに思います。

 

細雪』を読むのはハードルが高い!と感じている方はぜひこの作品を

読んでみるといいかと思います。

 

それではまた!

 

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死ぬことについて

こんにちは!

カムパネルラ読書ブログです!

 

突然ですが、みなさん死ぬのは怖いですか?

そもそもそんなこと考えたことないですか?

私はとてつもなく怖いです。

私は子どもの頃から、死に対して不思議な感覚があり、

「いつか死んで焼かれるんだ」と思うと、

怖くて泣き出してしまうような子でした。

今でもたまに死ぬことを考えると漠然とした不安に襲われることがあります。

なので、私は「死」というものにかな興味があります。

死を理解したくて、哲学書を読み漁ったこともありました。

 今でも、哲学書は好きで結構読んでいると思います。

(誰と比較してなのかはわからないけど・・・)

そんなわけで、今回紹介するのはこちら。

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シェリー・ケーガン著『"DEATH"「死」とはなにか』です。

 

人間も生き物である以上、生まれてきたからにはいつか必ず死にます。

確率は100%です。例外はありません。

私も、このブログを読んでくださっているみなさまも、有名人もみんな死にます。

 

では、「死」は悪いことなのでしょうか?

「死」は怖いものなのでしょうか?

「死」の本質とはなんでしょうか?

 

この本はそういったテーマでイェール大学で長年人気となった講義を

収録したものです。

死に関して新たな価値観を示してくれる一冊です。

哲学好きな方や漠然と死に興味がある方(そんな方が私以外にいるのかわかりませんが)はぜひ読んでみてくださいね。

 

それではまた!

 

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