すべてがFになる
こんにちは!
カムパネルラ読書ブログです。
みなさん、理系科目は好きですか?
私は大の苦手です。
数学や化学は壊滅的にできません…。
できたら、かっこいいなとは思うのですが…
さて、今回紹介する本は理系ミステリーと言われている本です。
こちら!
ドラマ化もアニメ化もされたので、ご存知の方も多いかと思います。有名な作品でもありますしね♪
メフィスト賞を受賞している作品でもあります。
S &Mシリーズと呼ばれるシリーズの第1作。
天才プログラマーの真賀田四季という人物を始め、登場人物たちがとにかくユニークで魅力的です。会話にもどこか哲学的なところがあって、私も大好きな作品です。
できるなら、真賀田四季のように生きたいとさえ思います。それほど魅力的なのです!
理系科目が苦手な私でもスラスラと読み進めることができました。
理系に苦手意識がある方でも手軽に楽しめるミステリーではないかと思います。
それてはまた!
膵臓をたべてみたいですか?
こんにちは!
カムパネルラの読書ブログです。
みなさん、焼肉はお好きですか?
私は大好きです。
カルビとホルモンが特に好きです。
焼肉ってハチノスとかミノとかいろんな部位に名前がついてややこしいですね…。
因みに、膵臓はシビレというらしいです。
もうお分かりですね。
今回紹介する本はこちら。
数年前に大ヒットしましたね。
映画化もされました。
タイトルも衝撃的で、本当に膵臓を食べる怖いお話…ではなく、膵臓に病がある女の子とクラスでは地味な存在の男の子のお話。
なぜ膵臓をたべたいと言っているのか、読むと本当の意味がわかります。
テンポのいい会話が多く、読みやすい作品です。登場人物もそれほど多くないので、読書初心者の方でも手を出しやすいのではないでしょうか?
この作品をきっかけに読書始めてみませんか?
私もこんな小説を書いてみたい…。
それではまた!
迷路館の殺人
こんにちは!
カムパネルラの読書ブログです。
みなさんは本格ミステリーは読みますか?
私はミステリーから読書好きになったので、大好物です。自分で謎解きをしながら読み進めると楽しくて仕方ありません!
今回紹介するのは、新本格ミステリーと呼ばれる綾辻行人さんの『迷路館の殺人』です。
『十角館の殺人』から始まる館シリーズの第3作です。最初に発売されたのが1980年代ときいて驚きました!!
この物語は迷路館という建物で、ミステリー作家たちが大御所作家の遺産をかけて競作するというストーリーです。
私自身、読んでいて殺人事件のトリックや犯人は途中でわかりました。これはそれほど難しいものではなく、ミステリーを読んでいる方なら、なんとなくわかってしまうかもしれません。
が!!!
最後の最後でそれは思いつかなかった…
という展開に思いっきり騙されました。
この裏切りこそがミステリーの醍醐味ですよね!
みなさんもこの本で、あっと驚く体験をしてみませんか??
それではまた!
「孤独」は消せる。
こんにちは!
カムパネルラの読書ブログです。
みなさんは孤独を感じたことはありますか?
私は子どもの頃はイジメられたり、鬱になったりで何度も孤独を経験してきました。
今回紹介する本の著者も引きこもりで孤独を味わった方ですが、あることが転機となり、ある分野で日本を代表する研究者になった方です。
今回紹介する本はこちら。
吉藤健太朗さんの『「孤独」は消せる。』です。
吉藤さんはOriHimeというロボットを開発された方です。みなさん、このロボットご存知ですか。「分身ロボットカフェ」が話題になったので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。
このロボットは難病などで外出できない方がタブレットで遠隔操作をすることで、分身として動くというものです。マイクとスピーカーが内蔵されており、会話はもちろん、腕や首を動かすことができるので、感情を表現することができます。ここがテレビ電話との決定的な違い。
あたかも本人がそこにいるかのように感じることができるのです。
この本はこのロボットを通じて、吉藤さんがどういったことを実現したいのかが書かれています。最初にも書きましたが、私も孤独を経験したので、共感できる部分が多かったです。
更に、障害を持ち正規雇用として働けていない身として、障害×テクノロジーという分野に大いに興味を持つことができました。
それではまた!
令和くん、こんにちは
こんにちは!
カムパネルラ読書ブログです。
みなさん、平成は楽しかったですか?
令和は楽しく過ごしていますか?
なぜこんなことを聞くのか、もうお分かりですね!
今回紹介する本はこちら。
古市憲寿さんの『平成くん、さようなら』です。
芥川賞にもノミネートされた作品です。
平成という時代を象徴する生き方をしている平成くんはその時代の終わりとともに死ぬと言います。
この作品では「死」がテーマとなっています。
答えのないテーマは評論するより小説の方が表現しやすいと古市さんはテレビ番組の中で仰っていました。
この本を読んで、死とはどういうことなのか、考えさせられます。
因みに、実在する人物などの固有名詞がやたらと出てくるのは読んでいてクスッとしてしまいました!
それではまた!
私を文学好きにした本
こんにちは!
カムパネルラです。
みなさんは純文学と言うとどんなイメージをお持ちですか?
・なんだか小難しそう…
・読むのが大変そう…
・昔の文豪が書いた本…?
・読んでみたけど何がすごいのかよくわからなかった…
こんなイメージがあるのではないでしょうか?
私も最初はそうでした。
しかし、ある小説に出会って以来、純文学にハマりました。
その本がこちら!!
夏目漱石の『こころ』です。
文学通の方は夏目漱石の傑作は『吾輩は猫である』だと言う方が多いですね。私はまだ読んでいません…。
私がこの作品に出会ったのは高校生の頃です。現代文の教科書に出てきたのがきっかけです。初めて授業で習ったとき、なんて面白い物語だ!全部読みたい!と思いました。
授業で習ったその日の学校帰りに書店に寄って、この文庫本を買ったのを覚えています。
ものすごくザックリと説明すると、三角関係のお話です。夏目漱石は三角関係の物語が多いですね…。『行人』などもそうですね。
先生とKの関係性はまさに文学そのもの。
「精神的に向上心のないものは馬鹿だ」
という言葉にはドキッとしました。
このように自分に響く言葉が文学作品の中にはたくさんあります。それが文学の面白さのひとつではないでしょうか?
今まで食わず嫌いだった方も、短い短編から純文学作品を読んでみませんか?
それではまた。